2008年6月15日
オレたち花のバブル組
作者は池井戸潤、初版008年6月15日、出版社文芸春秋。第44回江戸川乱歩賞作家。そんなに作品を出しているわけではいない。ほとんどを読んできたが今回の作品はもっとも読み応えがあった。2人の銀行員を軸に多視点で描いて緊張感を途切れさせることなく最後まで読ませる筆力はさすがである。銀行という大組織の中での派閥争いや、複雑な人間関係の中で一歩引いて物事を俯瞰し筋を通して事案の解決を計ろうとする主人公にはついつい感情移入してしまう。現実には作中の脇を固める上司、仲間、取引先等の弱い人間の方が圧倒的に多いと思うが、読後感スッキリの一冊である。
投稿者 乱読オヤジ | コメント(6)
2008年6月9日
最近時代小説にはまってます。
最近時代小説にはまってます。歴史小説では無く時代小説です。それもフィクションで、江戸時代の市井ものを好んで読みます。くだらない小説も多いが、時代考証をしっかり行い場面毎にその景色・情景が目の前に現れるような見事な文章に出会うとそれは幸せであります。現代と比較したときの、時間の流れの緩やかさ、空気の澄み切った感覚、水の透明さを感じさせるような本に出会うことがあります。直近では佐伯泰英の「居眠り磐音」シリーズなどが気に入っています。
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